鋳造製品について
●鉄、アルミ合金、真鍮、銅などの金属を高い温度で溶解し、金属の液体状を型に流し込み冷やして固める製造方法です。
●溶解した金属の液体を流し込む型を鋳型(いがた)といいます。
●溶融させた金属を湯口と呼ばれる開口部から流し込み、鉄やアルミを成型します。
●砂型を作るには、繰り返し使用出来る木型を使いますす。
●砂型鋳造 木型の原型を砂で固めて、中子を取り込み砂型を製作して金属の溶湯を流し込んで鋳物を製作します。
●石膏鋳造 石膏を主型に流しこみ、放置硬化させて造形します。軽金属アルミニウム等の鋳造に適し、鉄系合金の鋳造は不可能です。
●耐熱シリコン鋳造 シリコン鋳型はコピー能力に優れています。量産を目的とし特殊耐熱シリコンが開発されたています。
●金型鋳造 溶融させた金属を直接金型に注ぎ込んで鋳造する金型鋳造型と、鋳型に溶湯を注こむ鋳型造形型があります。
●金型鋳造ができるのは、アルミとかマグネシウムとか鉄よりもかなり低い温度で溶ける金属に限られるます。
●ロストワークス精密鋳造 模型を蝋(ワックス)で精密に作り,その周囲を耐火物で固めます。次に加熱して蝋模型を消失させた空間に溶湯
を注ぎ冷却し目的形状の鋳物を製造します。 ロストワックスは代表的な精密鋳造法です。水銀やプラスチックを使う特殊な場合もあります。
砂型鋳造製品 砂型鋳造の梵鐘 アルミ合金製品 ロストワークス精密鋳造 金型鋳造 シリコン鋳造 石膏鋳造

鋳造製品の現物形状からリバースモデル作成
①鋳造製品の現物形状を三次元計測します。
②三次元計測データからポイントデータの点群データを最小化して点群データを最適化します。
③複数の方向から三次元計測した、点群データを独自のアルゴリズム(効率的手順)を利用し正確に位置合わせします。
③ポイントデータの点群データを、三角ポリゴンメッシュに再構成し、個別のポリゴンデータを合成して最適な三次元データにします。
④ポリゴンデータの断面を円弧や直線などの幾何線におきかえます。抽出した断面ラインを利用してCADモデリングします。
⑤リバースモデリングの専用ソフトウェア-にて、三次元計測からリバースエンジニアリングのCADモデルを作成します。
⑥リバースモデルは、CAE解析、CFD解析などに利用できます。
縦型砂型造型機から横型砂型造型機の切り替えの型作成データを、製品から作成したリバースモデルで対応するなど、新しい型作成
に既製の製品を利用する場合はリバースエンジニアリング技術が役立ちます。
鋳造製品 ⇒ 非接触3次元計測・接触式3次元計測 ⇒ 点群 ⇒ ポリゴンデータ ⇒ 3D合成 ⇒鋳造製品のリバースモデル

<前のページへ戻る> |